初心者向け!ゲーミングPCの選び方完全版
基礎知識やスペックも解説
2023.02.28(TUE)
2026.10.02(FRI)
ゲーミングPCは、PCゲームを快適に楽しむために設計されたパソコンです。高い処理性能を持つため、動画編集やプログラミングなど、ゲーム以外の用途にも活用できます。初めて購入する場合、スペックや専門用語が多く、どれを選べばよいか迷う人も少なくありません。まずは予算やプレイしたいゲームを起点に選ぶと、選択肢を絞りやすくなります。この記事では、ゲーミングPCの基礎知識や選び方などを初心者向けに解説します。
ゲーミングPCとは?初心者向けの基礎知識を解説
ゲーミングPCについて基礎知識を正しく理解しておくと、自分に合ったモデルを選びやすくなります。まずはゲーミングPCの特徴や、一般的なパソコン・家庭用ゲーム機との違いを確認しておきましょう。
ゲーミングPCとは「ゲームを快適にプレイするためのパソコン」
ゲーミングPCとは、PCゲームを快適にプレイするために設計されたパソコンです。外見は一般的なパソコンと似ていますが、内部のパーツ構成や処理性能に違いがあります。種類はデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類があり、用途やライフスタイルに合わせて選べます。「ゲーミングPCは高価で難しい」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、近年は選択肢が豊富になり、初心者でも手が届きやすい価格帯のモデルも増えています。
ゲーミングPCと一般的なパソコンは何が違う?
ゲーミングPCと一般的なパソコンの主な違いは、以下の3点です。
- 処理性能に優れたCPUや、高性能GPUを搭載したグラフィックボードを搭載している
- 冷却機構が強化されており、高負荷な処理を長時間安定して行える
- メモリやストレージの容量・速度が優れている傾向にある
一般的なパソコンはCPUに内蔵したGPUで画像処理を行いますが、ゲーミングPCは独立したグラフィックボードで高度な画像処理に対応している点が大きな違いです。一般的なパソコンでもPCゲームはプレイできますが、グラフィックがきれいなゲームや処理が重いゲームでは性能が追いつかない場合があります。快適なゲーム体験を求めるなら、ゲーミングPCを選ぶとよいでしょう。
家庭用ゲーム機と何が違う?
PlayStationやNintendo Switchなどの家庭用ゲーム機とゲーミングPCには、以下のような違いがあります。
- 家庭用ゲーム機はそのハードに対応したソフトウエアしか遊べないが、ゲーミングPCはSteamなどのプラットフォームを通じて膨大なタイトルを楽しめる
- 家庭用ゲーム機はセットアップが簡単で初心者でも使いやすいが、ゲーミングPCは自分の用途に合わせてカスタマイズできる自由度がある
- 家庭用ゲーム機はオンライン対戦に月額費用がかかることが多いが、ゲーミングPCは多くのタイトルが無料で対戦できる
どちらが優れているという話ではなく、目的や用途によって選択が変わります。家族で手軽にプレイしたいなら家庭用ゲーム機、プレイできるタイトル数や自由度を重視するならゲーミングPCが向いています。
ゲーミングPCは他の用途でも使える?
ゲーミングPCは高い処理性能を持つため、PCゲーム以外の用途にも活用できます。具体的には、以下のようなシーンで役立ちます。
- 動画編集・画像編集などのクリエイティブ作業
- プログラミングや開発環境の構築
- ビジネス用途(資料作成・Web会議など)
「ゲームもしたいし、動画編集にも使いたい」という人にとって、ゲーミングPCはコストパフォーマンスが高い選択肢です。一台で複数の用途をカバーできるため、購入を検討する価値があります。
ゲーミングPCの基礎知識まとめ
ここまでの内容をまとめると、ゲーミングPCは以下のような製品です。
- ゲーミングPCはPCゲームを快適にプレイするために設計されたパソコンで、デスクトップパソコンとノートパソコンの2種類がある
- 一般的なパソコンと比べて処理性能・冷却性能が高く、グラフィックボードを搭載している
- 家庭用ゲーム機よりもプレイできるタイトル数が多く、カスタマイズの自由度も高い
- ゲーム以外にも動画編集やプログラミングなど幅広い用途で活用できる
基礎知識を踏まえた上で、次は初心者でも選びやすいゲーミングPCの選び方を見ていきましょう。
【初心者向け】ゲーミングPCを選ぶ簡単な方法とは?
初めてゲーミングPCを選ぶ際は、スペックや専門用語が分からずに迷ってしまいます。まずは「価格帯」と「プレイしたいソフトウエア」という2つの切り口から考えると、選択肢を絞りやすくなります。
ゲーミングPCを価格で選んでみよう
ゲーミングPCは価格帯である程度の性能が決まるため、まず予算を決めるところから始めるとスムーズです。それぞれの価格帯のスペックの目安を解説します。なお、CPUやグラフィックボードなどスペックの詳しい内容は後半の章で解説しています。
15万円未満のエントリーモデル
15万円未満のエントリーモデルは、初めてゲーミングPCを購入する人や、比較的軽いPCゲームを楽しみたい人に向いています。動作が軽いゲームや描画負荷の低いゲームをフルHD・60fpsでプレイすることはできますが、グラフィックの重いタイトルでは動作が不安定になる場合があります。まず、ゲーミングPCに慣れるための入門機として位置づけるとよいでしょう。
| パーツ | 目安 |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i5 AMD Ryzen™ 5 |
| グラフィックボード | NVIDIA® GeForce RTX™ 5050/5060など |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | SSD 512GB〜1TB |
15万〜25万円未満のミドルモデル
15万〜25万円未満のミドルモデルは、多くのPCゲームを快適にプレイできる性能を持ち、初心者から中級者まで幅広く対応できます。グラフィック品質を高めに設定しても安定して動作するタイトルが増え、プレイの選択肢が広がります。価格と性能のバランスが取れているため、初めてのゲーミングPC購入で迷った場合に選びやすい価格帯です。
| パーツ | 目安 |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i5〜i7 AMD Ryzen™ 5〜7 |
| グラフィックボード | NVIDIA® GeForce RTX™ 5070など |
| メモリ | 16〜32GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
25万〜40万円未満のハイスペックモデル
25万〜40万円未満のハイスペックモデルは、最新の人気タイトルを高画質設定で快適にプレイしたい人向けです。動画編集や3DCGなどのクリエイティブ作業を並行して行いたい人にも十分に対応できます。長く使い続けることを前提にするなら、このクラス以上を選ぶとよいでしょう。
| パーツ | 目安 |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i7〜i9 AMD Ryzen™ 7〜9 |
| グラフィックボード | NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 Tiなど |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | SSD 1〜2TB |
40万円以上のハイエンドモデル
40万円以上のハイエンドモデルは、最高画質・最高フレームレートでのプレイや、プロ品質のクリエイティブ作業を行いたいユーザー向けです。一般的なゲームプレイ用途では性能を持て余す場合もあるため、明確な目的がある時に選択するとよいでしょう。初心者には必ずしも必要な性能ではありません。
| パーツ | 目安 |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i9 AMD Ryzen™ 9 |
| グラフィックボード | NVIDIA® GeForce RTX™ 5080・5090など |
| メモリ | 32〜64GB |
| ストレージ | SSD 2TB以上 |
低価格モデルや中古・自作パソコンはおすすめできない
低価格モデルや中古ゲーミングPCは購入価格が安い一方で、以下のリスクがあります。
- 性能が不足しており、快適にゲームができない可能性がある
- 中古品は経年劣化により故障リスクが高く、保証がない場合が多い
- ドライバやOSのサポートが終了しているケースがある
自作パソコンはパーツ選定・組み立て・トラブル対応を全て自分で行う必要があり、初心者には難易度が高いです。費用を抑えられるとも限らないため、初心者には信頼できるメーカーの新品モデルを強くおすすめします。
ゲーミングPCをプレイしたいソフトに合わせて選んでみよう
ゲームソフトによっては、ゲーミングPCの推奨モデルが販売されているケースがあります。また、プレイしたいゲームの推奨スペックを確認し、それを満たすモデルを選ぶ方法もあります。「このゲームを快適に動かしたい」という目的が明確な人は、いずれかの方法でゲーミングPCを選んでみましょう。
ソフトの推奨モデルから選ぶ
一部のゲームタイトルやゲームメーカーは、動作確認済みのゲーミングPCを「推奨モデル」として公表しています。推奨モデルはメーカーが動作を保証しているため、初心者が「これを買えば間違いない」と判断しやすい安心感があります。人気タイトルの推奨モデルとして認定されたパソコンは、そのゲームを快適にプレイできるスペックを満たしていることがメーカーによって確認されています。各ゲームの公式サイトやSteamの各タイトルページで確認できるので、プレイしたいゲームが決まっている場合はあらかじめチェックしておくとよいでしょう。スペックに詳しくない段階でも判断しやすいため、初心者でも選びやすいです。
ソフトの推奨スペックを確認して選ぶ
PCゲームには「動作確認スペック(最低動作環境)」と「推奨スペック」の2種類が公開されています。最低動作環境はゲームが起動できる最低限の性能を示したものであり、この水準のパソコンではゲームが動いても映像がカクついたり、フレームレートが低下したりするケースがあります。快適なプレイを目指すなら、推奨スペックを満たすパソコンを選ぶことが重要です。推奨スペックはSteamの各ゲームページや、パッケージ裏面・公式サイトで確認できます。例えば、以下のように記載されています。
- CPU:Core™ i7以上
- メモリ:16GB以上
- GPU:GeForce RTX™ 4070以上 など
推奨スペックと、購入を検討しているモデルの性能を照らし合わせて選ぶとよいでしょう。CPU・GPU・メモリ・ストレージなどのスペックの見方については次の章で詳しく解説しています。
ゲーミングPCのデザインから選んでみよう
ゲーミングPCにはRGBライティングや個性的な筐体デザインのモデルが多く、見た目の好みで選ぶことも選択肢の一つです。例えば、周辺機器を含めデスク周りをホワイトカラーで統一するプレイヤーも増えています。特にデスクトップパソコンは、ガラスのサイドパネルとRGBライティングなどを採用していると、ゲームへのモチベーションアップも期待できます。ただし、デザインを重視する場合でも、プレイしたいゲームに必要な性能を満たしていることが前提です。まずは推奨スペックから必要な性能を明確にし、デザインは判断基準の一つとして検討しましょう。
【初心者向け】ゲーミングPCのスペックを理解して選ぼう
ゲーミングPCを選ぶ際には、デスクトップやノートといった形状やサイズに加え、CPU・メモリ・グラフィックボード・ストレージといった主要パーツのスペックを理解しておくことが重要です。スペックの意味を知ることで、用途に合ったモデルを選びやすくなります。
デスクトップ・ノートどちらがよい?
ゲーミングPCにはデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。それぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
デスクトップパソコンのメリット・デメリット
デスクトップパソコンのメリットは、以下の通りです。
- 同価格帯のノートパソコンと比べて高い性能を持つ傾向がある
- パーツの交換・増設がしやすく、アップグレードに対応できる
- 冷却性能が高く、長時間の高負荷プレイでも安定して動作しやすい
- キーボードやマウスなど、自分の好みに合わせて選択できる
デメリットは以下の通りです。
- 本体・モニター・周辺機器を別途揃える必要があり、設置スペースが必要
- 移動や持ち運びができないため、使用場所が固定される
- 高性能な分、消費電力が高い
自宅でしっかりゲームに集中したい人や、長く使い続けながら性能をアップグレードしていきたい人に向いています。
ノートパソコンのメリット・デメリット
ノートパソコンのメリットは、以下の通りです。
- 本体にモニター・キーボード・スピーカーが内蔵されており、すぐに使い始められる
- 持ち運びができるため、自宅以外でもプレイできる
- 設置スペースをとらず、すっきりした環境を保てる
デメリットは以下の通りです。
- 同価格帯のデスクトップパソコンと比べると性能が劣る場合がある
- バッテリー駆動時は性能が制限されることがある
- パーツの交換・アップグレードがあまりできない
自宅外でもゲームを楽しみたい人や、設置スペースが限られている人に向いています。
処理性能に影響する「CPU」
CPUはパソコン全体のデータ処理を担うパーツで、ゲームの動作やマルチタスクの快適さに影響します。主なCPUメーカーはIntelとAMDの2社で、以下のラインナップが代表的です。
| グレード | 性能クラスの目安 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| Core™ i5 Ryzen™ 5 |
エントリー〜ミドル | 軽めのゲームや日常作業など |
| Core™ i7 Ryzen™ 7 |
ミドル〜ハイスペック | 中〜高負荷なPCゲーム、動画編集など |
| Core™ i9 Ryzen™ 9 |
ハイエンド | 高負荷なゲームやゲーム配信、本格的なクリエイティブ作業など |
近年では、上記に加えてAI処理に特化したNPUを採用したCore™ UltraシリーズやRyzen™ AIシリーズなども販売されています。CPUの性能は型番で判断できますが、型番の読み方には独自のルールがあるため、以降の見出しで詳しく解説します。
型番の読み方(Core™ iシリーズ)
Intel® Core™ iシリーズの型番は「ブランド名+グレード+世代+SKUナンバー+サフィックス」で構成されています。例えば「Core™ i7-14700K」であれば、以下のように読み解けます。
- Core™ i7:ブランド+グレード(i5<i7<i9の順に高性能)
- 14:第14世代
- 700:SKUナンバー(数字が大きいほど高性能)
- K:サフィックス(オーバークロック対応)
サフィックスの意味は以下の通りです。
| サフィックス | 意味 |
|---|---|
| K | オーバークロック対応 (デスクトップ向け) |
| F | 内蔵グラフィックス非搭載 (デスクトップ向け) |
| H | 高性能モデル (ノートパソコン向け) |
| U | 省電力モデル (ノートパソコン向け) |
同じグレードでも世代が新しく、SKUナンバーが大きいほど高性能になります。ゲーミングPCの場合、第13世代以降を目安にするとよいでしょう。
型番の読み方(Core™ Ultraシリーズ)
Intel® Core™ Ultraシリーズの型番は「ブランド+グレード+世代+SKUナンバー+サフィックス」で構成されています。例えば「Core™ Ultra 7 265K」であれば、以下のように読み解けます。
- Core™ Ultra 7:ブランド+グレード(5<7<9の順に高性能)
- 2:第2世代(シリーズ2)
- 65:SKUナンバー(数字が大きいほど高性能)
- K:サフィックス(オーバークロック対応)
サフィックスの意味はCore™ iシリーズと共通です。Core™ Ultraシリーズは、AI処理に対応したNPUを内蔵しており、AI機能を活用したい人に向いています。2026年5月時点では、第3世代まで発売されています。
型番の読み方(Ryzen™ シリーズ)
AMD Ryzen™ シリーズの型番も「ブランド+グレード+世代+SKUナンバー+サフィックス」で構成されています。例えば「Ryzen™ 7 7700X」であれば、以下のように読み解けます。
- Ryzen™ 7:ブランド+グレード(5<7<9の順に高性能)
- 7:7000番台(Zen 4)
- 700:SKUナンバー(数字が大きいほど高性能)
- X:サフィックス(高性能モデル)
サフィックスの意味は以下の通りです。
| サフィックス | 意味 |
|---|---|
| X | 高性能モデル (デスクトップ向け) |
| X3D | ゲームに強いモデル (デスクトップ向け) |
| G | 内蔵グラフィックス搭載モデル (デスクトップ向け) |
| H | 高性能モデル (ノートパソコン向け) |
| U | 省電力モデル (ノートパソコン向け) |
世代はCore™ iシリーズとズレがあり、Core™ iシリーズの第13世代とRyzen™シリーズの7000番台が同時期に発売されています。
AI機能を快適に利用したい人はNPU内蔵モデルがおすすめ
NPU(Neural Processing Unit)はAI処理に特化した演算ユニットで、近年のCPUには搭載モデルが増えています。CPUやGPUの負担を減らしながらAI処理を高速化できるため、CPU・GPUのリソースをゲームに集中できるのがメリットです。40TOPS以上のNPUを内蔵し、Copilot+PCに認証されたモデルは、AIを活用したノイズキャンセリングや画像生成、リアルタイム翻訳などの機能を快適に利用できます。PCゲームのプレイのみが目的であればNPUの有無は必須要件ではありませんが、AIツールや最新ソフトウエアを積極的に使いたい人は検討しましょう。
同時に処理できるデータ量に影響する「メモリ(16GB・32GB)」
メモリとは、パソコンが現在処理しているデータを一時的に保管する場所で、容量が大きいほど多くの処理を同時にこなせます。メモリが不足すると、ゲーム中の動作がカクついたり、フリーズしたりするリスクがあるため十分な容量が必要です。現在のPCゲームはメモリ16GBが一般的な目安であり、16GB未満では動作が不安定になるタイトルが増えています。将来的なゲームタイトルの要求スペック増加を見越すなら、32GBにしてもよいでしょう。
メモリは後から増設できる場合もありますが、ノートパソコンはオンボード(基板直付け)で交換不可のモデルがある点に注意が必要です。交換できない場合、購入時に余裕のある容量を選んでおくしかありません。
映像処理の品質に影響する「グラフィックボード(GPU)」
グラフィックボード(GPU)はゲームの画像処理を担うパーツで、ゲーミングPCにおいて重要なパーツの一つです。グラフィックボードの性能が高いほど、高解像度・高フレームレートでの描画ができるようになります。例えば、フルHD(1920×1080)・60fpsでのプレイはエントリークラスのグラフィックボードでも対応できますが、4K解像度での高フレームレートプレイにはハイエンドクラスのモデルが必要です。
主要なグラフィックボードのメーカーはNVIDIAとAMDの2社で、それぞれ幅広い性能のモデルをラインアップしています。グラフィック設定を高くして美麗な映像でプレイしたい場合や、フレームレートを重視した競技向けプレイをしたい場合は、グラフィックボードを慎重に検討しましょう。また、動画編集や3DCG制作などのクリエイティブ作業でも、グラフィックボードの性能は処理速度に影響します。
初心者向けのグラフィックボードとは?
グラフィックボードには、エントリークラスからハイエンドクラスまでラインアップがあります。初心者が選ぶ際の目安として、代表的なモデルを以下の表にまとめました。
| クラス | モデル名 | プレイ品質の目安 |
|---|---|---|
| エントリー | NVIDIA® GeForce RTX™ 5060 | フルHD解像度での快適なプレイに適した入門モデル |
| エントリー〜ミドル | NVIDIA® GeForce RTX™ 5060 Ti(16GB) AMD Radeon™ RX 9060 XT |
WQHDでの安定したプレイに対応。フルHDでは高フレームレートも狙いやすく、コストパフォーマンスを重視する人向け |
| ミドル | NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 AMD Radeon™ RX 9070 XT |
WQHD(2560×1440)での高フレームレートプレイに対応し、価格と性能のバランスが良い |
| ハイエンド | NVIDIA® GeForce RTX™ 5080・5090 | 4K最高設定でのプレイを想定した上位モデル |
プレイしたいゲームの推奨スペックに記載されているグラフィックボードを上回るモデルを選ぶと、快適に動作しやすくなります。
データを保存する「ストレージ(SSD・HDD/512GB・1TBなど)」
ストレージはOSやゲームデータを保存する場所で、SSDとHDDの2種類があります。SSDは読み書き速度が速く、ゲームのロード時間短縮やOSの起動が速いのが利点です。HDDはSSDより大容量・低コストですが、読み書き速度が遅い傾向にあります。現在のゲーミングPCでは、SSDが主流です。また、NVMe接続のM.2 SSDは、SATA接続のSSDと比べて読み書き速度が速いので、ゲーム用にはNVMe接続を選びましょう。
近年の大型タイトルは、50GB〜100GB以上のストレージ容量を必要とするケースが増えています。大容量ゲームをインストールする場合は、1TB以上がおすすめです。大容量ゲームを5〜10本程度インストールしておきたい場合は、2TBを選んでおくとよいでしょう。
CPU・メモリ・グラフィックボード・ストレージの関係性を理解しておこう
CPU・メモリ・GPU・ストレージはそれぞれ独立して動作するパーツではなく、互いに連携しています。CPUはメモリやGPUなどの各パーツにデータを送り、メモリは容量が不足するとストレージを仮想メモリとして代替するといった関係性があります。どれか一つのパーツが極端に性能不足だと、他のパーツの性能を活かしきれない「ボトルネック」が発生します。例えば、高性能なグラフィックボードを搭載していても、メモリが不足していればゲーム動作が不安定になるため注意が必要です。特定のパーツだけを重視するのではなく、バランスの取れたスペック構成を選ぶことが初心者には重要です。
設置スペース・性能に影響する「筐体のサイズ」
デスクトップパソコンの筐体(ケース)には、フルタワー・ミドルタワー・ミニタワーといったサイズの違いがあります。サイズごとの特徴は以下の通りです。
- フルタワー・ミドルタワー:冷却性能が高く高性能パーツを搭載しやすいが、設置スペースが必要
- ミニタワーなど:コンパクトで省スペースだが、搭載できるパーツに制限がある場合がある(ハイエンドグラフィックボードなどの搭載は難しい)
パーツの拡張や冷却性能を重視するならフルタワーやミドルタワー、省スペースを優先するならミニタワーが選択肢になります。ノートパソコンの場合は画面サイズが筐体サイズに直結するため、携帯性と作業領域のバランスを考慮して選ぶことが重要です。14〜16インチが携帯性と画面の広さを両立しやすいサイズの目安になります。
ゲーミングPC初心者は保証・サポート体制もチェックしよう!
ゲーミングPCは精密機器なので、初期不良や故障のリスクはゼロではありません。初心者ほどトラブル発生時の対処に慣れていないことが多いため、保証・サポートが充実したメーカーやショップを選ぶことが重要です。購入前に、以下のポイントをチェックしましょう。
- 保証内容と標準保証の長さ、延長保証の有無
- 電話・チャットなどサポートの連絡手段と対応時間
- 故障時の修理・交換対応の流れ
国内メーカーや国内サポート拠点を持つブランドを選ぶと、言語の壁なくサポートを受けやすくなります。パソコンが突然起動しなくなった場合でも、日本語で状況を伝えられる窓口があればスムーズに解決できるでしょう。スペックや価格だけでなく、購入後の保証やサポートまで考慮することが、初心者には重要な視点です。
【初心者向け】ゲーミングPCの購入場所を決めよう
ゲーミングPCの主な購入場所は、以下の通りです。
- 実店舗で購入する
- ECサイトで購入する
- 公式サイトで購入する
各購入場所のメリット・デメリットについて解説します。
実店舗で購入する
家電量販店やパソコン専門店などの実店舗では、実機を見て・触って確認できるメリットがあります。また、店員に直接相談できるのも魅力です。用途や予算を伝えることで自分に合ったモデルを提案してもらいやすく、初心者でも選びやすい環境が整っています。一方で、ラインアップが限られる場合があり、在庫状況によって希望のモデルが店頭にないケースもあります。価格もネット購入より高くなる傾向があるため、実店舗で目星をつけてからネット価格も確認するとよいでしょう。実機を確認し、購入を決めたい初心者に向いている購入方法です。
ECサイトで購入する
Amazon・楽天市場などのECサイトは、豊富な品揃えの中から価格を比較しながら選べる点が魅力です。他のユーザーのレビューや評価を参考にしながら検討できます。ただし、信頼性の低いショップや模倣品が出品されている場合もあるため、出品者がメーカー公式や大手家電量販店の公式アカウントかを確認することが重要です。実機を手に取って確認できないため、スペックや仕様・付属品の内容を詳細にチェックした上で購入するようにしましょう。セール時期を狙うと、よりコストパフォーマンスの高いモデルを見つけやすくなります。
公式サイトで購入する
メーカーの公式サイト(直販サイト)では、スペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)に対応している場合があり、用途に合わせて構成を調整できます。公式サイトなので、購入後のアフターケアを受けやすいのもメリットです。キャンペーンの開催やクーポンの発行、公式限定モデルの販売などが行われている場合もあるため、定期的にチェックする価値があります。
例えばNEC Directでは、最大5年間の延長保証を選択できる他、サポートの品質も高く、購入後の安心感を重視する初心者にもおすすめです。スペック構成を自分でカスタマイズしながら購入したい人や、長期的なサポートを重視する人は、公式サイトでの購入を検討しましょう。
ライトにゲームを楽しむなら!NEC Directのおすすめモデル
NEC Directは、メモリ容量やCPUのグレードなどをカスタマイズできるBTOに対応しています。ここからは、ライトなゲームに対応できるNEC Directのおすすめモデルを2機種紹介します。
※スペック表はWeb限定モデルのものです。
グラフィックボードを搭載できるコンパクトモデル「LAVIE Direct DT」
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「LAVIE Direct DT」は、省スペース設計ながらグラフィックボードを搭載できるデスクトップパソコンです。コンパクトな筐体でも拡張性を確保した設計になっており、限られた設置スペースでライトなゲームを楽しみたい人に向いています。BTOに対応しているため、CPUやメモリ・ストレージなどの構成を用途に合わせてカスタマイズでき、過不足のない構成にできます。オフィスワークや動画編集など、多様な用途に活用できるのも魅力です。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(5 225/7 265/9 285) |
| グラフィックボード(GPU) | ・Intel® UHD グラフィックス 770(CPUに内蔵) ・Intel® Arc A310 グラフィックス |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB・64GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort × 2(Intel® Arc A310 グラフィックス選択時は4ポート) ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 画面サイズ | 23.8型ワイド フルHD(1920×1080)液晶 (広視野角・高色純度・ノングレア) |
| 本体サイズ(横幅 / 奥行 / 高さ) | 216×300×345(mm)※スタビライザ設置時 |
ライトなゲームに対応できるモバイルノート「LAVIE Direct SOL」
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「LAVIE Direct SOL」は、持ち運びやすい薄型・軽量のモバイルノートパソコンです。グラフィック性能に優れた内蔵GPUを搭載したIntel® Core™ Ultraシリーズを採用しており、軽いゲームプレイにも対応できます。また、AIによる制御と大容量バッテリーにより、動画再生時で最大17.7時間の使用ができるのも魅力です。さらに、利便性とセキュリティに優れた顔認証や、操作の幅が広がるタッチパネルなどにも対応しています。「ゲームと仕事・勉強を一台で済ませたい」「自宅だけでなく外出先でも使いたい」という人におすすめのノートパソコンです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra( 7 258V/7 256V/5 228V/5 226V) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Arc™ 140V/130V GPU(CPUに内蔵) |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB・512GB・1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ※USB Type-AとHDMIは、変換アダプタを使用すれば接続可能 |
| 重量 | 約1,197g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約34.3時間 |
【初心者向け】ゲーミングPCと一緒に揃えたい周辺機器3選!
ゲーミングPCと一緒に揃えたい代表的な周辺機器は、以下の通りです。
- ゲーミングモニター
- ゲーミングキーボード
- ゲーミングマウス
各周辺機器の選び方について解説します。
1|ゲーミングモニター
ゲーミングモニターは高リフレッシュレートや速い応答速度に対応しており、一般的なモニターと比べて映像が滑らかでゲームの操作感が向上します。選ぶ際にチェックすべきポイントは以下の通りです。
- リフレッシュレート
144Hz以上が標準的で映像が滑らか。FPSなど動きの速いゲームには240Hz以上のモデルも有効だが、ハイスペックモデルが必要になる - 応答速度
FPSや格闘ゲームなどは1ms程度、RPGやシミュレーションゲームは5ms程度が目安で、数値が低いほど残像が出にくくゲームに向いている - 解像度
フルHD(1920×1080)はコストが低く、フレームレートを重視する場合におすすめ。より高精細を求めるならWQHD(2560×1440)以上を検討する - パネルサイズ
24〜27インチが一般的なゲーム用途の目安で、設置スペースとのバランスで選ぶ
動きの速いゲームを楽しむのであれば、リフレッシュレートと応答速度を重視したモデルを選ぶことをおすすめします。デスクトップパソコンにはモニターが付属していないため、本体と合わせて購入を検討しましょう。
2|ゲーミングキーボード
ゲーミングキーボードは一般的なキーボードと比べて、複数キーの同時押しに対応したNキーロールオーバーや高速入力に対応した製品が多くなっています。選ぶ際にチェックすべきポイントは、以下の通りです。
- スイッチの種類
ゲーミングキーボードの多くはメカニカルスイッチを採用しており、軸の種類によってクリック感が異なる。店頭で実際に打鍵感を試してから選ぶと失敗しにくい - キー配列
日本語配列と英語配列があり、使い慣れた配列を選ぶとよい - サイズ
テンキーレスのコンパクトなモデルはデスクスペースを広く使え、マウス操作もしやすい - 接続方式
有線は安定した入力応答が得られ、無線はケーブルの煩わしさがなくデスク周りをすっきり保てる
ゲームジャンルによって求められる操作性が異なるため、自分がよくプレイするゲームに合わせてスイッチの種類やサイズを選ぶとよいでしょう。
3|ゲーミングマウス
ゲーミングマウスは精度の高いセンサーを搭載しており、わずかな動きも正確に反応するため、FPSなど精度が求められるゲームで効果を発揮します。選ぶ際にチェックすべきポイントは、以下の通りです。
- DPI(1インチマウスが動いた時に移動するドット数)
400〜1600DPIの範囲で使用するプレイヤーが多く、ゲームジャンルや好みに応じて調整できるモデルを選ぶと汎用性が高い - 重量
軽量モデルはすばやい操作に向いており、FPSプレイヤーに人気がある - 有線・無線
有線は遅延が少なく安定しており、無線はマウスを動かしやすい。近年の技術向上により有線と遜色ない応答速度を実現する無線モデルも増えている
手のサイズや持ち方に合ったサイズを選ぶことで、長時間プレイでも疲れにくくなります。まずは実店舗で実際に握ってみて、フィット感を確かめてから購入するのもおすすめです。
ゲーミングPC初心者はエントリー〜ミドルクラスのモデルから始めよう!
初めてゲーミングPCを購入する際は、エントリー〜ミドルクラスのモデルから始めることをおすすめします。多くのPCゲームを快適に楽しめる性能を持ちながら、価格面でも購入しやすい点が魅力です。将来的にパーツのアップグレードを検討したい場合は、拡張性の高いデスクトップパソコンを選択しましょう。NEC Directでは、ライトなゲームにも対応できるノートパソコン・デスクトップパソコンを販売しています。公式サイトでは、お得に購入できるお買い得セールやアウトレットセールを開催しているので、ぜひチェックしてみて下さい。
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