ノートパソコンのメモリ増設が必要?
容量不足を確認する方法
2023.09.28(THU)
2026.08.31(MON)
ノートパソコンの動作が重いと感じた時、原因のひとつとしてメモリー容量の不足が考えられます。メモリーの容量は増設することで増やせますが、いくつもの注意点があります。そしてその前に、本当にメモリーが不足しているのかを確認することが重要です。
「メモリーが足りていないかも」と感じた時に、増設を決める前に確認しておきたいポイントを紹介します。
メモリーの容量不足を判断するポイント
ノートパソコンにメモリーの増設が必要になるのは、主に容量が不足している時です。しかし、ノートパソコンの動作が重いからといって、メモリーの容量不足とは限りません。そこで本章では、メモリーの容量が不足していると判断するポイントを紹介します。
タスクマネージャーでパフォーマンスを確認する
Windowsのタスクマネージャーという機能を使用すれば、ノートパソコンの動作が重い原因が、メモリー不足かどうかを判断することが可能です。
タスクマネージャーは、ノートパソコンが動作している状況を確認できる機能で、どのソフトウエアがどれくらいメモリーを使っているのかを確認できます。例えば、メモリーの使用状況が90%を超えている場合は、メモリーが極端に不足している状態です。ただし、Webブラウザーのタブを開き過ぎているなど、使用状況に左右されるため、確かめる時はよく使用するソフトウエアを起動して下さい。
タスクマネージャーは、タスクバーの検索欄に「タスクマネージャー」と入力して、検索結果をクリックすれば起動できます。
搭載メモリー容量が8GB未満
使っているノートパソコンのメモリー容量が8GB未満であれば、いまの基準だと不足している可能性があります。
これまでは書類作成が中心であれば8GBで足りるとされていました。実際、Windows10では64ビット版でも2GBがシステム要件でした。しかしWindows11では4GBが必要になり、全体的にメモリー要件が上がっています。そのため、8GB未満のメモリーしか搭載していない場合は、動作が重くなりやすく、増設を検討する価値があります。
ソフトウエアの最低システム要件を満たさない
使いたいソフトやゲームに必要なメモリー容量を満たしていない場合は、メモリー不足と考えて良いでしょう。ソフトウエアの多くは最低システム要件を示しており、必要なメモリー容量も併せて記載されています。使用しているノートパソコンの搭載メモリーが、最低システム要件の数値を下回っていると、起動しなかったり、起動しても動作が非常に重くなったりするおそれがあります。
もし、最低システム要件を満たしていなければ、メモリー不足と判断しても良いでしょう。またこれらの要件は、動作の最低ラインのため、快適に動作するとは限りません。
ノートパソコンでメモリー増設をする前のチェックポイント
ノートパソコンは内部構造が機種によって大きく異なるため、必ずメモリーの増設ができるとは限りません。メモリーの増設をしたいと考えた時には、所有しているノートパソコンがメモリー増設に対応しているかどうか、また、対応しているメモリーはどれかなどを調べる必要があります。
メモリー増設ができるかどうか確認する
ノートパソコンのメモリー増設では、最初に所有している機種が増設に対応しているかどうかを調べる必要があります。ノートパソコンの機種によっては、メモリーの増設ができるもの、できないものがあるためです。
メモリーが基板に直接取りつけられている、オンボードメモリーと呼ばれるタイプの場合は、メモリーを増設できません。メモリー不足を感じても対処できないため、ノートパソコンの使い方を見直すか、買い替えを検討することになります。
メモリースロットのあるノートパソコンなら、メモリーの増設ができるものの、ここでも注意が必要です。メモリースロットに空きがなければ、既存のメモリーを取り外して新しいものに差し替えることになります。そのため、購入したメモリーの容量がそのまま追加されるのではなく、差し替えて増えた分だけがメモリー容量の増加となります。
対応するメモリーの規格を調べる
メモリーを増設する時は、ノートパソコンに対応している規格のメモリーかどうかを調べる必要があります。メモリーにはいくつもの種類があり、対応していないメモリーは増設に使用できないのです。
注意が必要なのは、デスクトップパソコン用とノートパソコン用のメモリーがあることです。デスクトップパソコン用はDIMMで、ノートパソコン用はSO-DIMMというタイプのメモリーで、サイズが異なります。
さらに世代の違いもあり、最新世代のDDR5は転送速度が速く、省電力性に優れています。一方でDDR4という以前の世代もまだ流通しているため、購入する時はよく確認することが大切です。ノートパソコンの機種ごとに使える規格が定められており、非対応のメモリーは使用できないため注意しましょう。
判断できない時はサポートを利用する
メモリーの増設が必要かどうか自分では判断できない、どのメモリーを増設できるのかよく分からないという時は、メーカーのサポートを利用しましょう。
パソコンの動作が重い原因が他にあるのであれば、それを指摘してもらえるため、メモリーを増設する必要がなくなります。また、自分で所有するノートパソコンに合ったメモリーを選び出すよりは、サポートが指定したものを購入する方が安心です。
一般的に費用がかかるものの、メーカーにメモリーの増設の作業を依頼することも可能です。自信がないのに無理してメモリーを増設して、破損させてしまうよりは、確実な方法といえるでしょう。
よく分からないと思ったら、遠慮なくメーカーのサポートを利用するのが賢明です。



